ステーションがオープンし、あっという間に1か月が過ぎました。
今月は、周辺病院の地域医療連携室のみなさんや、ケアマネージャーさんらと信頼関係をつくること、そして、まずは地域住民のみなさんに、ななーる訪問看護ステーションを知っていていただくということを目標に、スタッフとともに、様々な場所に出向き、たくさんの方々とお話をさせていただきました。
そんな中で衝撃を受けたのは、
「看護師は怖い」と感じているケアマネージャーさんがとても多いということ。
「怖い」という一言の中に、言葉ではうまく表現できない様々な意味が込められていると感じました。
またケアマネさんとの会話の中で「看護師は医療処置をする人」と認識されていることを、とても残念に思いました。看護は、利用者さんの持てる力を惹きだすことが仕事であり、処置屋さんではありません。
ケアマネージャーさんに看護の意味が伝わっていないとともに、看護職との間に言葉にできない溝があるような気がしています。
こんなことでは「時々入院、ほぼ在宅」という国の背策を実現することはできません!。
もっと私たちから歩み寄り、お互いの仕事を理解しあって、有効にコラボできるような関係構築が必要だと痛感しました。5月からは、スタッフと一緒に新たな行動を始めます!
そのひとつの行動として、看護の意味を伝えるリーフレットをつくりました♬(画像クリックしてください)
目指すのは「あんたら来てくれたら、なんや分からんけど元気になるわ」
もうひとつ感じたのは「リハビリテーション」の本来の意味が伝わっていないということです。
必ず問われるのは「リハビリはできますか?」という質問で、それはイコール「理学療法士・作業療法士がいますか?」という質問です。
リハビリテーションとは、”再び適した状態になること”を意味し、様々な角度からアプローチするものですが、ただ機能訓練をすることがリハビリだと認識されていることには憤りを感じます。
看護師は、その人の内面を含んだ環境に働きかけて自然治癒力を向上させるのが本来の役割であり、看護師は医療の眼を持ち、内面から力を惹きだす専門家!理学療法士・作業療法士とは異なる視点のリハビリテーションが提供できます。
理学療法士・作業療法士さんらと協力しながら、私たちは、看護師にしかできないリハビリテーションを提供し、社会に広げていこうと考えています。
そのために、ななーる訪問看護ステーションでは様々な手法を勉強中!
「あんたら来てくれたら、なんや分からんけど元気になるわ」という声をいただくことをめざして、
5月からは、積極的に提案していくことを計画していま~す♬♪
こちらもリーフレットをつくりました♬(画像クリックしてください)
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