「命」を救い「いのち」を支えたい
昨日は、合同会社医療介護連携研究所・ぼちぼちいこ会が主催する講演会で、医療法人社団ナラティブホームを経営する、ものがたり診療所:佐藤伸彦先生のお話を聴かせていただきました。
講演の中で先生は、生物としての「命」と、人として物語を刻んできた「いのち」を区別し、「命」とともに「いのち」を救う医師として、在宅医療の現場で活動されている佐藤先生のものがたりを聴かせてくださいました。
お話を伺う中で私は、「命」を救い、「いのち」を支えるのが医療者の使命だな…と改めて感じました。
そして伺った佐藤先生のお話に、当訪問看ステーションの今後に、大きな示唆を得たように思います。
心の余裕が持てるステーション運営が私の務め
4月のオープンに向けて、方針を固めつつある当ステーションは、終末期看護に力を入れたいと考えています。人生の終末を、ご自宅で穏やかに“活きて”いただけるサポートのために、スタッフたちは有意義な学びの機会を与える機会を計画中。心と体の痛みを緩和するスキルを学ぶとともに、スタッフが「看護とは何か?」を常に考えられるような心の余裕が持てるステーション運営を心掛けることが私の務めだと思っています。
とはいえ最も大切なことは、看護に必要な知識と技術を持って利用者さんに信頼していただくこと、そして医師から信頼されるパートナーになることだと考えています。
まずは看護の基本スキルを統一して足元を固めながら、スタッフと共に、沢山の方々の「生きる」を「活きる」に導く看護のものがたりを綴っていきたいと思います。
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