病院看護師と訪問看護師が1つのチームになる時代

訪問看護で実習の感動を思い出す

DSC01142今、訪問看護ステーションの開設準備をしていますが、いろんな在宅の現状を学ぶため、あるステーションの訪問看護師さんと同行訪問をさせていただきました。

介護度や医療ニーズの高い人も訪問させていただきましたが、最も印象に残ったのは、在宅酸素療法をされている独居の高齢男性への訪問でした。その方の介護度は低く、ほぼ自立されていました。体を少し動かすだけでSaO2が 下がるため、体調管理や療養相談などが看護師の役割です。その方は「ケアマネはヘルパーやデイサービスをしょっちゅう勧めてくるんだけど、自分のことは自 分でしたいし、1人でいることに苦痛はない。ナースが来てくれたらそれだけでいい」とおっしゃいました。そんな風に言わせる訪問看護師さんの存在は素晴らしいと思いました。

ふと私は「この人の毎日をもっと充実できないだろうか?」と思い「一緒に考えたいなぁ・・・」と思いました。 そして教員時代に、学生のいろんなアイデアに驚かされ、学生のピュアな看護への思いに何度も感動した実習指導を思い出しました。
1対1で患者さんのことを考える看護学実習。訪問看護は それができるのだということを改めて実感しました。

病院の看護師からバトンを受け取り共に歩む

会話風景小入院期間が短くなって、病院内の看護では病状がやや安定するまでのかかわりになってしまいます。
従来は、患者さんの病状が安定したら看護師が退院指導を行い退院という流れでしたが、今は看護の時間が奪われています。
「自立が難しい人はケアマネージャーに連絡」という流れだけでなく、「病院でやり残した看護を訪問看護に引き継ぐ」という発想で、病院看護師と訪問看護師が1つのチームになることが必要だと思います。

当社の訪問看護師は、病院の看護師からバトンを受け取って患者さんと共に歩みながら、どんな状態であったとしても、ただ「生きる」のではなく、生きる意義を一緒に見出す役割を担いたいと思います。
そして看護師が活き活きとして、利用者さんの「活きる」支援ができるチームになりたいと思います。