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新たな年を迎えて思うこと

新たなスタートを切りました

2017年がスタートし、ななーる訪問看護ステーションには先月に引き続き、新たなスタッフが仲間入りしました。
2人の新スタッフを迎え、改めてななーるの看護の在り方を再確認したり、これまでの看護を振り返ったり、スタッフの看護への思いを聞いたりして、心機一転!新しいななーるが走り出しました。
管理者としてとっても嬉しかったのは、スタッフが自信をもって新しいスタッフに”ななーるの看護”を語っている姿を見られたこと、そして「ここにきて本当に良かった」と笑顔で語ってくれていたことです。

また新しいスタッフも「ここで働きたかった」と、仲間になれた喜びを伝えてくれたのも感激でした。

そんなみんなの気持ちを大切にして、スタッフがイキイキ働きける職場づくりに勤しんでまいります!

本質をとらえて判断できる看護師を育てたい

看護の質を担保すtるには、標準的な看護マニュアルが必要だという意見は多いものです。訪問看護にもマニュアルは必要なのかもしれませんが、ななーるは、あえてマニュアルを作っていません。
私は教員時代、学生の思考力を育てることにこだわってきました。手順を教えるのではなく、evidenceを学び、原理原則を基に手順を見つけ出す演習を重ねることで、物事の本質に目を向けられる看護師になってほしいと願ってきました。管理者になった今、その思いはスタッフの育成にむけています。マニュアルを作ってそれに従うのではスタッフは育たない、それでは看護の質は上がらないと考えています。
そのため、新たなスタッフへのオリエンテーションでは、次のように伝えました。「ななーるの理念は”生きる”を”活きる”に導く看護=ななーるの看護とは、看護師のかかわりで生命力を引き出すこと。判断に困ったら、この行為は生命力を引き出すか否か?と自分に問い、生命力を引き出すことにつながると思えば何をやってもかまわない。責任は私がとるから安心してやりたい看護を楽しんで」と。

どこにもない楽しいステーションをつくりたくて

何か事をする時には「他の人はどうしているだろう?」と気になりますが、ななーるのスタッフには、他のステーションと比べたり、同じことをしなければいけないと思う必要はないと伝えています。
反対に、「みんながやっていることはしない」くらいの気持ちでいてほしいと願っています。
それはスタッフ同士も同じこと。他のスタッフと比べたり、同じようになる必要はなく、自分のいいところを活かして、個性豊かな利用者さんの「生きる」を「活きる」に導いてほしいです。
そうしてそれぞれ看護を楽しみながら、独自性のある質の高い看護の提供を目指し、どこにもないような楽しいステーションを創りたいと思います!

 

 


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