ななーる訪問看護ステーションが思うこと

いま日本は療養の場が病院中心から自宅が中心へと変化し、どうしても必要な時だけ入院し、それ以外は自宅で療養するという社会の実現を目指しています。

そんななか、ご自宅での療養を支える担い手が「訪問看護」。入院中、病棟の看護師が病室を回るのと同様に、訪問看護師は地域で療養されている方のお宅を回ります。ご自宅での療養は長期に渡ることが多く、病気や障がいがあるから我慢を強いて暮らしていては人生が豊かになりません。ななーる訪問看護ステーションが提供するのは「生きる」を「活きる」に導く看護。治療で救われた生命を、看護で活かせる支援を行い、心身が不調な人も安心して暮らせる街づくりに挑戦しています。

ななーる訪問看護ステーションは、変化する社会のニーズを的確にとらえ、訪問看護の実践と研究活動を連動することで時代に即した新たな看護の創造をめざしています。
そして訪問看護の発展と、在宅医療の基盤整備に貢献したいと思っています。

■統括管理者 勝眞久美子(看護師)/テキックス株式会社 常務取締役
奈良県立医科大学附属看護学校卒業後、奈良県立医科大学附属病院で勤務。その後大学教員に転向して組織やキャリア開発の研究に取り組む。2016年ななーる訪問看護ステーションを設立。現在は訪問看護ステーション経営の在り方を模索している。
大阪大学大学院医学系研究科 招へい准教授
大手前大学国際看護学部 臨床教授
大阪教育大学大学院 教育学専攻科修了(教育学修士)