在宅での看取りに対応できる人材育成に注力


私はこれまで、訪問看護を通して数多くの自宅での看取りを経験してきました。住み慣れた我が家で自分らしく過ごされる方々は、人生の最期の瞬間までいきいきとされ、穏やかに最期の時を迎えられる方が多いと感じています。介護するご家族も、一番身近にご本人の変化を感じながら現状を受け入れていくことで、「大切な人の死」という悲しい現実がありながらも和やかな看取りの場が生まれます。2025年問題の課題である「最期まで住み慣れた地域で暮らす」を可能にするためには、在宅での看取りに対応できるより多くの人材が地域に必要だと感じています。自らの経験を活かし、ななーる訪問看護ステーションでは看護実践を通して在宅での看取りに対応できる人材育成に力を注いでいます。♦インタビューをもっと見る

松元沙織
日本看護協会 緩和ケア認定看護師