訪問看護の存在が両親との距離をつないでくれる

実家に帰る機会が年々減って

ビジネスマンB大学卒業と同時に東京の企業に就職した私が実家に帰るのは、正月だけ。
昔は夏休みや春休みに必ず帰阪していましたが、子どもの成長に合わせて少しずつ、実家の両親に顔を合わせる機会が減っていきました。
私には弟がいますが、彼も卒業後すぐに実家を出てずっと九州に居るので、盆休みか正月に帰阪する程度です。

遠くで暮らす両親が気がかりで

これまで父と母のことを心配していなかったわけではありませんが、2人とも今年で82歳。これまで大きな病気をしなかっただけでも奇跡的ですが、足腰は弱っているようです。いくら病気ではないとはいえ80歳を過ぎた2人に何もしてあげていないことを気にかけていました。
だからと言って、それぞれ仕事や家庭があるので、そう簡単に実家に帰ることもできません。高齢の両親の様子を見て、なにか異変があった時にすぐに伝えてくれる人がいればいいな、と漠然と考えていた時に、介護保険で介護予防の訪問看護が利用できると知りました。

訪問看護師さんは心強い存在

2人とも介護が必要ではないレベルですが、具合が悪くなった時に相談できる人が近くにいないことが一番不安でした。知り合いに医療の知識がある人がいない私たちにとって、訪問看護師さんの存在はかなり心強いです。
訪問した時の様子を看護師さんが随時メールで知らせてくれるので、とても安心です。先日は訪問中にipadでSkypeをつないでもらい、顔を見て話せました。訪問看護師は実家から離れて暮らす自分に代わって、両親をサポートしてくれるだけではなく、今後本当に医療や介護が必要になった時にどうすればいいのか、早い段階で相談に乗ってくれる心強い存在です。