訪問看護のおかげで介護者の気持ちが楽に

母の認知症が進んで父のストレスも限界に

認知軽度の認知症がある母。これまでは週に一回様子を見に行ったり、買い物をしたりするだけで何とか父と二人で暮らしてきましたが、最近洗濯用洗剤で手を洗っていたり、薬の飲み忘れが増えたりと、母の認知症が進んできていました。
父も様子がおかしくなっていく母の様子を見てイライラしたり、不安になったりと、気持ちが落ち着かなくなり、夜中に何度も電話がかかってくるようになりました。私と妹とで交代で実家に帰るようにしていましたが、やはり週一ではカバーしきれず、負担が大きくなってきていました。

訪問看護のおかげで精神面が安定

そこで、訪問看護を利用することにしました。まず、父が一番負担だった内服薬のセットを看護師さんにお願いできたことで、とても楽になったそうです。毎回服薬の声掛けをするだけでよくなったので、ホッとしたのでしょうか。また、認知症の母の話を1人で聞き続けることにストレスを感じていたようですが、看護師さんが週に2回来て、母の話をじっくりと聞く時間を持つようになってから、如実に母の精神状態が落ち着き出して、父も同時に落ち着きました。

相談できる存在が心強さにつながる

私も妹も、母の内服管理と認知症の悪化予防のために訪問看護を利用し始めましたが、父まで元気になって行ったのでとても驚いています。最近は父まで、看護師さんが来てくれる日を心待ちにしているように見えます。何もかも私と妹で解決しなくてはならないと思い込んでいたときは大変でしたが、父も私たち以外に相談できる存在ができたことで心強く思っているようです。