研究者×訪問看護の専門的看護で地域での暮らしを支えます
高齢化に伴い、認知症やうつ病などの精神の病気をもつ方が増加しています。また、若い世代においても、様々なストレスにさらされる現代社会に生きる中で、精神疾患をもつ方は増加してきています。その一方で、全国の入院患者数は減少しています(厚生労働省、第13回 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会より)。つまり、精神疾患を持ちながら地域で暮らす方が増えていると考えられます。
そのような地域で暮らす精神疾患療養者の方の生活を支援するために、私たちは研究と訪問看護の実践を掛け合わせ、専門的な精神科訪問看護を提供します。
アドバイザー 髙島佳之
徳島大学大学院博士後期課程 在籍
梅花女子大学看護保健学部 助教
精神看護専門看護師
■主な研究テーマ「精神科訪問看護を行う看護師が精神科病院の看護師に求める情報」
自分らしく活きる支援
精神疾患療養者の方が地域で活き活きと生活できるよう、日常生活の自立や社会復帰に向けた支援を行います。必要に応じて、公的機関や社会福祉サービスとの連携も行います。
家族への支援
精神疾患を抱える家族を持つ方々にも、生活の上で様々な悩みや困りごとが生じることがあります。訪問看護師が、そういったご家族へのアドバイスや相談なども行います。
医療との連携
精神疾患療養者の方のところへ定期的に訪問し、心理的なサポートや体調モニタリング、内服の相談などを行います。そのうえで、医療機関と密な連携のもと、内服や治療の調整を行っていきます。また、緊急時には24時間の電話相談や看護師の緊急訪問で、不安が解消できるよう支援していきます。
専門的な精神科訪問看護
こころのケアセンターは、梅花女子大学看護保健学部・精神看護専門看護師の高島佳之先生をアドバイザーにむかえ、定期的なコンサルテーションを受けながら、専門的な精神科訪問看護を提供します。