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満足できるお看取りが増えてきました

5月も半ばになり、ずいぶん暑くなってきました。
自転車で訪問するスタッフたちは日焼け対策に大忙し。大きな日よけ帽で誰が誰だかわからない風貌ですが、ちょっとやりすぎでは?!と思われないラインを維持できるようにと、遠くから眺めている私です。

 

お看取りを積極的に受けています

ところで、ななーるでは、その人にとってベストな最期の迎え方を一緒に考え、ご本人やご家族にとって最後の時間を充実していただく支援に力を入れています。
終末期の方を積極的に受け入れる方針で新年度を迎えましたが、今期に入り、4月以降、4人のお看取りをさせていただきました。
残された時間の過ごし方にはそれぞれドラマがありますが、最後は看護師が家族と一丸になって看取りに向かっている様子を垣間見るたびに、管理者として喜びを感じます。
お亡くなりになった時、また亡くなってから落ち着いたころにご家族を訪問するグリーフケアの時には受け持ち看護師と一緒に私も同席しますが、みなさんお看取りに満足されている言葉を聴かせてくださり、スタッフの頑張りを実感します。しかしこれに安心するのではなく、これからも終末期看護の質の維持向上に努めなければいけないと感じています。

看護師の勘を鍛えることは大切

初めて在宅のお看取りを体験したスタッフは、モニターが付いていないので、本当に亡くなっているの?と不安だったと振り返りました。
それを聞いて、私も初めて在宅看護に携わったとき、寝たきりで意識レベルの低い方にモニターかついでいないことに不安を感じた事を思い出しました。看護の眼や手で患者さんを観ていたのではなく、器械に頼っていたのです。在宅看護の現場にモニターはなく、状態の把握もある意味、勘に頼るところが多いものです。看護師の勘を言語化するのは難しく、科学的根拠に根ざしていないといわれることもあるかもしれませんが、私は職人技とでもいうべき看護師の勘を鍛えることは大切だと思います。そのためには利用者さんに触れて感じてアセスメントすることを心掛けながら知識と体験の反復が大切だと思います。それにはある程度の余裕が必要だと考えてはいるのですが、とはいえ利用者さんが増えて毎日余裕がなくて・・・
そろそろ新たなスタッフを増やそうかな~と考えています。ななーるのメンバーになろうかな?!と思う方はご連絡くださいね!
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