看護師の介入で生きづらさの緩和を支援
我が国は高齢人口は急激に加速しており、それに伴い認知症を患う方の人口も増加の一途を辿っています。認知症になると、脳の細胞変化や働きの低下により、さまざまな障がいが出現して生活に支障をきたします。
本人は生きづらさを感じ、ご本人を支える周囲の負担も増大することから、家族全体に支障をきたすことにつながります。
認知症は治らない病気という印象があり、認知症=介護というイメージが強いかもしれませんが、日常生活の工夫や体調管理、環境調整、接し方の工夫などにより、生きづらくなる症状を緩和することが可能です。したがって、認知症の症状緩和には、看護師の介入が有意義な病気なのです。
認知症をお持ちの方が住み慣れた自宅で暮らし続けられるように、ご本人はもちろん、ご家族の気持ちにも寄り添いながら、生きづらさ・暮らしにくさの緩和にむけて支援してまいります。
ななーる訪問看護ステーションでは、認知症の種類に応じて適切な芯が提供できるよう、大阪大学大学院医学系研究科老年看護学研究室と共同研究を重ねながら、ケアの質向上に取り組んでいます。